ソニー、WF-C710Nイヤホンを発売 2025年のエントリーワイヤレスイヤホン市場にアクティブノイズキャンセリングで挑む

新型ソニーWF-C710Nイヤホン、鮮やかな新色と高いコストパフォーマンスが魅力

ベージュの背景にブルーのガラスケース入りSony WF-C710Nワイヤレスイヤホン
最終更新日 2025年9月25日

おそらく、ソニーの人気ワイヤレスイヤホン「WF-C700N」をご存じの方も多いでしょう。2023年4月の発売以来、TechRadarの「コスパ最強イヤホン」ランキングで1年以上トップを維持してきました。しかし、Nothing Ear (a)がその13か月後に登場し、慎重な比較の末に首位の座を奪いました。

そして今、新たな注目モデル「Sony WF-C710N」が登場です。ソニーの製品名は少し分かりにくいかもしれませんが、大事なのはこの新モデルがWF-C700Nの進化版として設計されていることです。なお、「N」は引き続きノイズキャンセリングを意味しています。

技術的な詳細に入る前に、新色「ブルーグラス」をご紹介しましょう。定番のブラック、ホワイト、ピンクに加えられたこの新色は、シーグラスを思わせる透明感あるデザインで、スタイリッシュかつ洗練された印象を与えます。個性的なイヤホンのデザインを重視する方には、ぜひ注目していただきたい新しいカラーです。

ソニー WF-C710N ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン
(Image credit: Sony)

Sony WF-C710N の仕様と特徴

ソニー WF-C710N ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン
(Image credit: Sony)

どんなアップグレードが期待できるのでしょうか?まず、バッテリー寿命が大幅に向上しています。アクティブノイズキャンセリング(ANC)をオフにした場合、最大40時間の再生が可能です(本体で12時間、充電ケースでさらに28時間)。ANCをオンにしても、イヤホン本体で8.5時間、ケースで21.5時間の合計30時間の連続再生ができます。これは、前モデルのANCオフ時20時間、オン時15時間と比べて大きな進化です。

新たに『Sound Connect』という専用アプリも登場しました。5バンドイコライザー機能に加え、『Find My Equaliser』という新機能を搭載。いくつかの楽曲を再生し、5つのイコライザープリセットから好みを選ぶことで、自分のリスニングスタイルに合ったサウンドプロファイルを作成できます。

さらに、装着検知機能も新搭載。イヤホンを片方外すと自動で再生が一時停止し、再び装着すると再生が再開されるため、よりシームレスなリスニング体験が可能です。

タッチ操作も復活し、音量調整や再生・一時停止、ノイズキャンセリングモードの切り替え、音声アシスタントの起動が簡単に行えます。『クイックアテンション』機能も搭載されており、片方のイヤホンに手をかざすだけで音楽を一時停止し、周囲の音を増幅して聞き取りやすくします。

各イヤホンにはAI搭載のデュアルノイズセンサー技術を備えたマイクが2つずつ内蔵され、通話時の音声がよりクリアに伝わり、周囲のノイズも低減されます。さらに、風切り音を抑えるメッシュ構造も採用。その他、2台同時接続が可能なマルチポイント、ANCの自動調整機能、没入感のある360 Reality Audio対応(一部ストリーミングサービスでは非対応の場合あり)、圧縮音源の音質を補完するDSEE機能なども搭載しています。

ドライバーは5mmのままですが、Bluetooth 5.3チップセットを採用。ただし発売時点ではAuracastオーディオ配信には非対応です。ハイレゾ対応のLDACコーデックもサポートされておらず、SBCとAACのみとなります。イヤーピースはS/M/Lの3サイズ付属し、従来モデルと似たフィット感なので、小さな耳の方にも快適です。

日本での価格は約¥18,000(税込)前後を想定しています(※為替レートや販売店によって異なる場合があります)。

実際の使用感が気になる方は、近日中に公開予定の詳しいレビューをお楽しみに。

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