Garminの最新モデルのウォッチは、包括的な睡眠トラッキングと分析機能を備えており、すべての睡眠データを100点満点でわかりやすくまとめた「睡眠スコア」として表示します。

このスコアによって、自分の睡眠の質を長期的に簡単に把握でき、他のユーザーとの比較も可能です。最近のデータによると、2024年のGarminユーザーの平均睡眠スコアは72点で、2023年の平均70点から向上しています。さらに、4人中3人のユーザーが「普通」または「良好」と評価される睡眠スコアを獲得しています。

睡眠中の合計時間だけでなく、睡眠スコアには心拍数、心拍変動、寝返りの多さ、そして深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠など各睡眠ステージにどれだけ時間を費やしたかといった重要な要素も考慮されています。

過去5年間でさまざまなフィットネスウォッチを試してきましたが、これらのデバイスは時折覚醒している時間を浅い睡眠と判定することがあるものの、自分の睡眠傾向を把握するうえで有益な情報を提供してくれます。

こうした傾向をチェックすることは、特にマラソンのトレーニングやリカバリーの期間には役立ち、どのような要因が睡眠の質に影響を与えているのかを理解しやすくしてくれます。例えば、アルコールを摂取すると睡眠スコアが明らかに下がることがあり、生活習慣と質の良い睡眠との関係性を実感できます。

エリートアスリートはより良い睡眠をとっている

最新のデータによると、エリートアスリートは一般のユーザーよりも平均睡眠スコアが高く、平均スコアは74となっています。

エリートアスリートとは、過去1年間において週に153キロ以上ランニング、または週に338キロ以上サイクリングを継続的に行っている、上位1%のランナーやサイクリストを指します。

活動量の多い人ほど質の高い睡眠が必要であることが明らかです。これは、日常的に走ったり自転車に乗ったりしている方々にも良いお手本となります。ベストパフォーマンスを発揮したいなら、プロのようにリカバリーと良質な睡眠を最優先しましょう。

アメリカの人々は、他の国々と比べて質の高い睡眠をとる傾向が低い

最新のデータによると、各国の睡眠状況に違いがあることが明らかになりました。アメリカ合衆国の平均睡眠スコアは73で、世界平均の72をやや上回っています。

一方、アイスランドとフィンランドは平均スコア77でトップとなり、ベネズエラも76と高いスコアを記録しています。これらの調査結果は、世界の睡眠の質に関する傾向を示しており、ご自身の睡眠習慣が国際的にどのような位置にあるのかを知る手助けとなります。

睡眠スコアを向上させる方法

より良い睡眠をとるのは簡単ではありませんが、ちょっとした生活習慣の工夫で大きな違いが生まれます。定期的な運動を心がけたり、毎日同じ時間に寝起きする規則正しい生活リズムを作ったり、寝室に電子機器を持ち込まずリラックスできる環境を整えたりしてみましょう。

さらに快眠のコツを知りたい方は、睡眠特集ページで専門家のアドバイスをチェックしてみてください。